株式会社スリーヒルズ

コラムー化粧品に関する豆知識など

化粧品のウソ・ホント~医薬部外品について~

化粧品のパッケージでよく見る「薬用」という文字。効きそう!って思っちゃいますよね?

「薬用」化粧品は「医薬部外品」という区分の商品で、発売するためには【既定の配合成分】を【既定の割合】で配合して、認可を受ける必要があります。

ただこの【既定の配合成分】は新しい成分の認可が下りづらく、近年発見された最新の優れた成分の配合が難しいんです。

また【配合割合】も規定が厳しく、例えば『ビタミンC』は、「医薬部外品」では5%を上限とされているのに対し、「化粧品」では5%以上での配合も可能だったりします。

このような理由から、実は「医薬部外品」よりも「化粧品」の方が、メーカーとして自由に、よりこだわった商品を作ることが可能なんです!

一般的に【薬】というワードがつくので、「医薬部外品」の方が「化粧品」よりも優れているように感じますが、一概にはそうとは言い切れないんですね。

メーカー名や商品名、謳い文句ではなく、どんな成分が使われているのかと、実際に使って自身がどれだけ実感出来るかが一番大切です。

ちなみに「医薬部外品」という区分は日本独自の商品区分であり、さらに「医薬部外品」の審査を行っているのは厚生労働省ではなくある独立行政法人で、審査費用も割とかかるようです…。